ベンチャーキャピタリスト

ベンチャーキャピタリストとは、優良企業・成長企業に資金の提供(投資)を行って、投資先企業の成長を実現することによってキャピタルゲインの獲得を目指す職業です。もうこれはおわかりですよね(^O^)資金提供の形は出資(株式の取得)を中心としていて、投資後は株主として経営の支援やモニタリングに携わり、企業価値を高めていきます。そしてその企業を上場させたり、買収される際に株式を高値で売却して、投資時との差額を収益(キャピタルゲイン)として得ることを目的としています。そんなベンチャーキャピタリストの仕事内容について、ちょっと話しておきましょう~。

(1)投資先企業へアプローチをします

ベンチャーキャピタリストは、まずは投資先となる企業を探して、アプローチを行うことからはじめます。この投資先を探すことを、専門用語で『ファインディング』『ソーシング』などというんですよ~。よほどベテランで実績のあるベンチャーキャピタリストであれば優良企業から投資の相談が舞い込んでくることもあるということなんですが、若いベンチャーキャピタリストはこの投資先候補を見つけるのに四苦八苦しながら日々戦っています(><)!!!この投資先を探す作業はもちろん簡単ではなく、泥臭くて、何十社、何百社の経営者と会ってもらって、実際に投資するのは100社に1社程度くらいなものです。地道すぎる仕事でしょ~~(笑)また、数多くの企業へのアプローチの末に投資したい優良企業を見つけても、他社のキャピタリストとの競争で破れたり・・・・、もしくは企業側から断られたり・・・・な~んてこともよくある話です。ベンチャーキャピタリストには、新聞やニュースからの情報収集だけではなく、多くの起業家や経営者などと多方面でつながりを持ってこそ、できる仕事。優良企業を見つけ出す力と、粘り強く多数の企業にアプローチし続ける行動力ももちろん必須ですし、いちいちへこたれていてはできないし、打たれ強い図太さと鈍感さが必要です!!!

(2)アプローチした企業への投資を検討します

投資対象となりそうな企業が見つかると投資の検討をおこないます。投資対象企業のビジネスモデル、マーケット規模、成長性、財務状況、経営陣、競合企業、株価、株式マーケットの状況などさまざまな情報を分析して、投資をおこなうかどうかを決めたり、また、投資を行うのであれば株価や持ち株比率は適正であるかどうかを決めていきます。経験豊富なベンチャーキャピタリストによる独立系のベンチャーキャピタルであればキャピタリスト個人がこれらの判断を行うこともありますが、多くのベンチャーキャピタルでは、キャピタリスト個人の判断だけでなく、社内の投資会議や投資審査部門などによる審査が行われるのが普通の流れとなっています。

(3)いざ!!投資を実行してきます

投資することが決定するといよいよ投資を始めていく段階にはいります。投資先企業との契約をしっかり結んで、その契約に沿って資金を払い込み、株式を取得するんです。

(4)投資後のフォローをします

投資をした後は、投資先の企業がきちんと順調に成長をしていけるように、サポートにまわっていきます。もし投資額がけっこう大きかったり、投資先企業での持ち株比率が大きい場合は、株主として積極的に、そしてわりと経営にも深く足を突っ込んでサポートしますよ。投資額が少ない場合なんかはモニタリングのみを行う場合もありますね。どっちにしても投資を行った後は、投資先の経営陣に対する経営アドバイス、取引先や提携先の紹介、状況によっては追加での資金提供も行うなど常に投資先の価値をアップさせることを常に頭に置いてサポートしていきます。ひとりのキャピタリストが担当する投資先企業はベンチャーキャピタルによってまちまちなんですが、複数社担当するのが一般的です。

(5)投資資金の回収をします

投資後、一定期間が経過すると投資資金を回収します。この投資資金の回収は、専門用語で『Exit(イグジット)』と呼ばれ、投資先が株式公開を果たしたり、他企業に高値で売却されるなどした場合には数億円から数十億円、時には数百億円もの多額のキャピタルゲインを得ることが出来ます。一方で、うまく業績が伸びなかったり、投資先が倒産するなどしてキャピタルロスが発生することもあります。投資から回収までの期間は投資企業の状況にもよりますが、短くても2~3年、長ければ10年に及ぶこともあります。

(6)ファンドレイズとファンドの管理

将来が有望なベンチャー企業への投資という華やかな部分が注目されるベンチャーキャピタリストですけど、投資を行うためには投資資金が必要であり、その資金を集め管理するためにファンドレイズを行う(ファンドを組成する)必要があるんですね。ファンドレイズでは、ベンチャーキャピタリストがこれまでの実績などをもとに金融機関や事業会社などの機関投資家に依頼して、ファンドに資金を出資してもらうという仕事になりますよ!!そのために、ベンチャーキャピタリスト自身もこれまでの実績などを問われることとなり、これまでに実績がなかったり、ベンチャーキャピタリストとして一流と認められる実力がなければ投資資金を集めることはできません・・・・(TOT)ファンドの資金集めもベンチャーキャピタリストにとっての重要な仕事のひとつであります。ただし、ファンドレイズに関しては、大手のベンチャーキャピタルでは専門の部署がおこない、独立系のベンチャーキャピタルでもトップクラスの人が行いますので、現場の若手キャピタリストが直接資金集めに四苦八苦するということははほぼありませんのでご安心を(^^)また、ファンド組成後の管理については会計事務所など外部へ依頼して管理してもらうことが多いため、こちらに関してもベンチャーキャピタリストが実務を行うことはあまりありません。

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